代表取締役
橋本 樹一郎

デジタルの力で業界構造を変える

フーヅフリッジは「飲食店の冷蔵庫になる」という意志を持ち、UCCグループを母体として2017年5月から事業を開始しました。コンビニエンスストアで手軽にコーヒーが飲め、いくつかの大手コーヒーチェーンが日本でブランドを確立させたことで、コーヒーは日常生活で欠かせないものとなり、主要飲料としての存在感を増していると言えます。市場規模データなどが実際にそれを証明しています。

ただ、中小の飲食店がその恩恵に与ることができているかというと必ずしもそうではありません。優れた特長がありつつも、経営母体の弱い喫茶店やカフェが苦境に立たされることは珍しくありません。それはなぜか。飲食店のデジタライゼーションによる効率性改善や情報発信が進んでいないことを理由のひとつに考えています。


現在の日本の外食産業は急激な変化の時を迎えています。高齢化や労働力人口の減少が食品メーカーや卸売業者、外食店に新しい課題を突き付け、新しい時代に向けた、新しいサービスや商品のあり方が求められています。そうした社会環境の変化に対して、私たちフーヅフリッジはデジタル化を通じて果たさなければならない大きな役割と責任を担っています。

私たちフーヅフリッジは、お客様や社会からの期待に応え、飲食店やそれを支える食品メーカーや卸売業者の価値や魅力を向上させ、その成長の可能性を切り拓いていきます。デジタルの力の潜在性から考えれば、既存の業界構造を大きく変えることは不可能ではありません。これからも市場環境の変化、お客様からのご要望と誠実に向き合い、新しい付加価値提案を続けていきます。個性ある飲食店の成長なくして、私たちの成長はありません。どうぞご期待ください。